トマス・アクィナスにおける神の似像論

  • トマス・アクィナスにおける神の似像論
人間が「神の似像」であるとはどういう意味においてであろうか。
これを解明することは、人間という物を研究する上で極めて有意義なことと思われる。
中世を通じて様々に論じられてきた、「神の似像」論。
この問題について優れた洞察を示したトマス・アクィナスの思考を解明する。

第一章  トマスの『命題集註解』における「似像」の定義
第二章  トマスの『真理論』における神の似像
第三章  言葉と愛の発出の根源
第四章  トマスの『神学大全』における「似像」の定義
第五章  自己認識の問題
第六章  トマスの恩寵論における「ハビトゥス」概念

著者:三谷鳩子
出版:東北大学出版会

トマス・アクィナスにおける神の似像論

3,080円(本体2,800円、税280円)

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