異端カタリ派の歴史 十一世紀から十四世紀にいたる信仰、十字軍、審問
東欧発祥で、十二世紀、南仏ラングドックで大展開した宗教運動=カタリ派。二元論的であり、現世を悪とするグノーシス的とされるその教義には、謎が多い。カタリ派の誕生・発展から異端審問・迫害・殲滅にいたる三世紀の歴史―アルビ地方で展開された、もうひとつのおぞましい十字軍とカペー朝フランス王国によるラングドック併合が同時進行したのである。知られざる異端の経験した驚愕の歴史を明らかにする、カタリ派研究の第一人者による最良・決定版の訳書。
目次 : 第1部 二元論的異端の勃興(ボゴミル派からカタリ派へ/ カタリ派社会とその教会/ イノケンティウス三世―前代未聞の十字軍)/ 第2部 十字軍(シモン・ド・モンフォールあるいは電撃戦争/ 城争奪戦/ トゥールーズの孤立 ほか)/ 第3部 異端審問(異端審問の誕生/ 迫害と抵抗/ アヴィニョネの大虐殺 ほか)
著者:ミシェル・ロクベール
訳者:武藤剛史
出版:講談社選書メチエ
異端カタリ派の歴史 十一世紀から十四世紀にいたる信仰、十字軍、審問
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