教会と戦争

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戦時下、牧師館の少年だった著者が見た父の姿、特高が監視する礼拝、長じて留学の途次に出会ったアジアの貧しい子どもたち、ドイツで出会ったブルトマン、帰国後に学び始めたマルクス・・・。

この5月で、著者が惜しまれつつ逝去して3年となる。

歴史と信仰の緊張関係を考え抜いた神学者、小さな者への差別や抑圧を看過せず、構造的な問題に正面から取り組んだ実践家、多くの学生たちに慕われた教育者、教会学校で子どもたちに聖書のお話を語り続け、オルガニストとして礼拝に奉仕し続けた篤実な信徒、広範な視点からその音楽の本質を解明したバッハ研究の第一人者─。

残された数多くの論文、エッセイ、講演録などから28編を精選し、多面的な活動の根柢にあった信仰と思想の全体像を描き出す一書。


著者:川端純四郎
解説:浅見定雄
出版:新教出版

教会と戦争

2,750円(本体2,500円、税250円)

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