日本の伝統思想とキリスト教 その接点における人間形成論

  • 日本の伝統思想とキリスト教 その接点における人間形成論
近代日本黎明期の人間形成論



明治期、圧倒的な勢いで入ってきた西欧の文化・思想に影響されつつ、青年たちは、どう人間をつくって行ったか。

<幸><不幸>の由来は?<立身出世>と倫理は?<自助・自立>と差別は?<人格>の確立は?

福沢諭吉・留岡幸助・内村鑑三らの思想形成を考察。



[目次]

第一章  「勧善」と「勧学」の論理──明治期「啓蒙」の「神義論」とその桎梏(ジレンマ)

第二章  中村正直における教育人間像──儒教的人間観とキリスト教的人間観の相剋

第三章  福沢諭吉の平等観と伝統思想──近代日本の教育における「実力」主義思想の一系譜

第四章  山室軍平の人間変革論──通俗道徳とキリスト教の接点

第五章  “地方改良”における「勧学」と「自助」──日露戦後の教化政策と伝統思想の再編

第六章  留岡幸助における「自助」の問題──地方改良運動とキリスト教の接点

終章  内村鑑三における「神義論」の問題──人間形成と「苦難の意義」

出版:教文館
著者:岡田典夫

1995年3月




日本の伝統思想とキリスト教 その接点における人間形成論

3,300円(本体3,000円、税300円)

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