イエス・キリストの生涯

  • イエス・キリストの生涯
著者は1985年から86年にかけて12回にわたり『福音と世界』にキリストの生涯をたどる珠玉の文章を連載して話題を呼んだ。それは、カトリック信徒として長年聖書を徹底的に読み込んできた小川が、初めてまとまったかたちで綴った「キリスト伝」であり、同時に、平易・簡明な言葉で語った作家の信仰告白でもあった。没後5年の2013年、その記念すべき小川版キリスト伝を単行本化。
序文は加賀乙彦氏、解説は、小川文学研究の第一人者であり、昨年、力作評伝を刊行した勝呂奏氏。

著 者 小川 国夫(おがわ・くにお)
1927年静岡県に生まれる。2008年逝去。
旧制静岡高校時代にカトリックの洗礼を受ける。50年、東京大学国文学科入学。53年、パリ大学に留学。56年に帰国し、『アポロンの島』(57年)によって文壇に登場。代表作『試みの岸』、『或る聖書』、川端康成文学賞「逸民」、伊藤整文学賞『悲しみの港』、読売文学賞『ハシッシ・ギャング』他がある。没後に『弱い神』『ヨレハ記――旧約聖書物語』など刊行。

出版:新教出版社

イエス・キリストの生涯

2,090円(本体1,900円、税190円)

購入数

一緒に購入されている商品

カテゴリーで選ぶ

モバイルショップ