チャルダーシュ 中村徹の世界 ピアノ連弾
中村徹(作曲):
1.連弾のためのピアノ・ソナタ ト短調
2.「あやめ(連弾)」
3.連弾のための8つのチャルダーシュ
4.「音の手紙」お母さんのために(「24のプレリュード」より第20番)※ピアノ独奏

中村徹、中村健(ピアノ連弾)
録音:2016年9月、レ・ヌーヴォレ中津(大阪市)
製作:コウベレックス、51分42秒

※“これは鍵盤の万華鏡だ! "
中村徹は生まれて間もない1歳の頃より、ことさら音に強い関心を抱き、幼児期には「音の高さに異常にこだわり、曲を聴いたらそれを高さごと記憶していた。」(CDジャケットの紹介文より)。自閉症という特徴を持ち、その後音楽大学と専攻科で学び、現在は創作に打ち込みながら作曲や編曲作品発表の場を広げている。今回は自作の連弾曲を父親である中村健(神戸女学院大学名誉教授)との共演で収録。
「3の倍数と、3のつく数字の箇所でアクションをする」あるお笑い芸人さんのギャグからヒントを得たリズムに着目し躍動的なスケルツォが第3楽章におかれる"連弾のためのソナタ ト短調"は、徹氏の茶目っ気も見え隠れしてコンサートでも人気作品である。
アルバムの中心になっている「8つのチャルダーシュ」は、チャルダーシュ特有のテンポ感や強弱の変化、転調などに強く惹かれた徹氏が、新しいテーマを次々と組み立て8曲にまとめたもの。いずれも3部形式で、8曲とも"粘っこい"ラッサンと"忙しい"フリシュカを提示される主題の中に巧妙に織り込んでいて"愉快と真面目"を交互に体感できる。
親子共演ならではの息の合った演奏であり、随所に温かい表情を持ちながら、徹氏の若い情感と音に対する探究心に満ちたファーストアルバム。

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