人になれ人、人になせ人 -クリスチャン・サムライ 海老名彈正-
「クリスチヤンになることによつて、人間になり得るのである」

明治維新によって階級制度が解体し、「和魂」「東洋道徳」も崩壊した時代に、武士道・儒教の伝統を踏まえてキリスト教を受容し、普遍的「人間の完成」を求めて真摯に生きた海老名の姿を生き生きと描き出す。

【目次】
はじめに
凡 例

第一章 忠孝の倫理

1 親に孝・殿様に忠
2 「天」
3 「愛国」に目覚める
4 「愛国」と「忠君」
5 「愛国」と「孝」の葛藤
6 熊沢蕃山『集義和書』による解決

第二章 キリスト教受容

1 バイブルクラスに参加
2 キリスト教受容
3 ジェーンズ
4 英語によるキリスト教受容
5 「God」の訳語
6 伝道者になる決意

第三章 宣教師に神学を学ぶ

1 同志社英学校へ
2 宣教師の神学への不満
3 正統主義神学へ
4 第二の回心
5 安中教会牧師就任

第四章 オーソドックスとリベラルの間で

1 反動の時代
2 小崎弘道の「聖書のインスピレーション説」
3 金森通倫の離脱
4 信仰告白の制定
5 横井時雄と新神学
6 組合教会の宣教師からの独立

第五章 神学の確立

1 奈良大会宣言書
2 東京進出
3 植村正久との神学論争
4 イエスは神か人か
5 ドイツ神学と海老名
6 レッシング
7 イエスの宗教とパウロの信仰
8 比較宗教学
9 海老名みや子の回想

第六章 海老名のキリスト教受容の特色

1 ヘブライズム・キリスト教とヘレニズム・キリスト教
2 罪と十字架の贖罪
3 良心
4 ロゴス論
5 遍在(内在)神について
6 儒教の完成としてのキリスト教
7 「父子」から「夫婦」へ
8 人間観の変動
9 「明治民法・身分編」の人間観
10 神の国
11 クリスチャン・サムライ


略伝(年表)
あとがき

著者:關岡一成
出版:教文館

2019年4月30日
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