華南中国の近代とキリスト教

  • 華南中国の近代とキリスト教
<内容紹介>
教育や慈善におけるキリスト教の布教活動と広州地域社会の人的ネットワークが交差する歴史の一断面を新出の宣教師史料から描き出す.送金や募金を通じた華僑社会と中国人キリスト教徒のつながりを示し,国家や社会を超えたトランス・ナショナルな歴史叙述によって中国キリスト教史を切り開く.

<主要目次>
序 章 近代中国におけるキリスト教史をいかに論じるか
第一部 キリスト教伝道と華南の人々
第1章 広州格致書院の創設と地域社会
第2章 清末在外中国人と中国キリスト教伝道事業――広州郷村伝道団と在オタゴ華僑
第二部 中国人キリスト教界による募金活動
第3章 嶺南大学による南洋募金活動
第4章 牧師招観海の「南捐」――南洋華僑による恵愛堂への募金
第三部 「梁発」をめぐる歴史叙述
第5章 『梁発伝』についての考察
第6章 梁発の「発見」――中華民国期における太平天国叙述とキリスト教
終 章 中国近現代史研究における地域社会とキリスト教
付 録 『基督教中国第一宣教師梁発先生伝』全文

著者:土肥 歩
出版:東京大学出版会

判型:A5, 296頁

発売:2017年06月下旬

華南中国の近代とキリスト教

7,480円(本体6,800円、税680円)

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