無教会としての教会 内村鑑三における「個人・信仰共同体・教会」

  • 無教会としての教会 内村鑑三における「個人・信仰共同体・教会」
内村の義認論から、信仰共同体論、そして足尾銅山事件などにも取り組んだ社会改革論に至るまで を、彼の聖書解釈テキストをもとに解き明かす。

『聖書之研究』をはじめとする膨大な資料を渉猟しなが ら、内村の思想の全貌を明らかにする画期的な研究。



[目次]

第一章  はじめに(内村鑑三研究の意義と現状/日本キリスト教思想史研究の現状/日本キリスト教史研究の手法/内村鑑三研究において本稿がもちうる意義──題材としての聖書解釈)

第二章  内村における個人の問題(個人の信仰/罪と義と自己の問題/内村における神と人間/内村における自由の問題)

第三章  内村における信仰共同体の問題(個人と社会をつなぐものとしての信仰共同体/信仰共同体の問題)

第四章  内村におけう社会の問題(個人の信仰が社会へと広がっていく仕組み/信仰と社会的実践/信仰と道徳/ルールとしての律法/国家論)

第五章  まとめと展望(内村のキリスト教思想の特徴/日本社会での公共性構築における、キリスト教の可能性/内村鑑三とは何者であったのか)

著者:岩野祐介
出版:教文館

無教会としての教会 内村鑑三における「個人・信仰共同体・教会」

4,950円(本体4,500円、税450円)

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