金の子牛像事件の解釈史 古代末期のユダヤ教とシリア・キリスト教の聖書解釈

  • 金の子牛像事件の解釈史 古代末期のユダヤ教とシリア・キリスト教の聖書解釈
出エジプト記32章に描かれる「金の子牛像事件」は、ユダヤ教にとっては先祖の犯した「大いなる罪」であり、キリスト教にとってはユダヤ教に対する格好の攻撃材料であった。
両者において、この事件はどのような罪とみなされ、モーセやアロンらはどのように描かれてきたのか。
聖書学や神学と異なるユダヤ学の立場から、ギリシア・ラテン教父ならびにシリア教父との解釈の比較を試み、ユダヤ教とシリア・キリスト教の近接関係をも解明する貴重な研究。

<著者>

1984年生まれ。2007年京都大学総合人間学部卒業。2013年同大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。イスラエル国ヘブライ大学ロスベルグ国際校客員研究員(2010~11年)、日本学術振興会特別研究員((PD:2013~15年度)などを経て、現在日本学術振興会海外特別研究員/オーストリア国ウィーン大学歴史・文化学部ユダヤ学研究所客員研究員。


著者:大澤耕史

出版:教文館

金の子牛像事件の解釈史 古代末期のユダヤ教とシリア・キリスト教の聖書解釈

5,940円(本体5,400円、税540円)

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