石破茂語録 地の塩ここにあり
十八歳で、日本基督教団・鳥取教会にて洗礼を受け、その若き日、田中角栄に勧められて国会議員となり、三十年以上を送ってきた石破茂さん。
(新島襄の愛弟子であった金森通倫は、母方の曽祖父である)
短い文(一つの文が新書サイズ一ページほど)で二〇一八年、安倍さんと自民党総裁選挙を争った際、全国各地を巡って遊説した、自らの政治観、国家観についての発言を採録しています。
それは日本のあり方が、憲法を根幹とし、東京中心ではなく地方をベースとした、健全な市民社会であり、多様な意見に耳を傾ける健全な民主主義を目指すべきだと説いてきた従来の主張です。
一方「防災省」の設置、外交など、国でないとできないことへの責任も考え続けていることを述べています。
ページを開くごとに石破さんの写真が入っているのも楽しく、一文一文が短いことと相俟って、読みやすい本となっています。
ネットメディア「クリスチャンプレス」に載った、石破さんへのインタビュー記事も紹介しています。
巻末に、「祈りの課題」を収録。政治家、公務員、法曹人、メディア人、医療・福祉者、教育者、事業家、芸能人etcで、隣人を愛し、公平、正義、誠実を以て自分の職を全うしたく願っている人々、ことにキリスト者である人々に、さらなる守りと導きがあり、有利なポジションについて、能力を発揮し、願う仕事ができるよう、といった祈りの提案が記されています。
広い意味での伝道文書としても用いることができます。
出版:あだむ書房
石破茂語録 地の塩ここにあり