植村正久 生涯と思想
内村鑑三と並び称される、日本プロテスタント教会黎明期の代表的存在にもかかわらず、内村に比べ、その研究がはるかに遅れている植村正久。伝道、執筆、教会統一、伝道者育成に奔走した69年の生涯の軌跡と、その思想の源流を、膨大な資料をもとに再検証する基礎研究書。
【目次】
序章 植村正久をどうとらえるか
第１節 伝道者として
第２節 植村正久における時期区分の問題
第一章 生い立ち・教育
第１節 入信まで
第２節 ブラウン塾
第３節 伝道への志
第４節 公会問題
第５節 日本基督一致教会の創設
第６節 東京一致神学校
第二章 教会の形成
第１節 下谷一致教会
第２節 教会外の活動
第３節 無任所時代・前期
第４節 無任所時代・後期
第５節 一番町教会の設立
第６節 伝道の独立
第７節 明治三八年以後の植村正久
第三章 植村正久の思想世界
第１節 植村正久における思想
第２節 「智・情・意」、「真・善・美」
第３節 科学・美術・倫理の世界
第４節 「人格の福音」
第四章 信仰と倫理
第１節 宗教心・志
第２節 「道」
第３節 霊性の更生
植村正久略年譜
大内三郎先生と植村正久研究（鵜沼裕子）
あとがき（鵜沼裕子）
大内三郎：著
鵜沼裕子：解説
出版：日本キリスト教団出版局
植村正久 生涯と思想
