よみがえるイエスとその時代！

聖書学、ユダヤ学、西洋古典学の分野における国際的に著名な学者たちが、碑文や神話、奇跡物語、たとえ話、典礼的テキストなど、歴史的イエスと福音書を知る上で不可欠の同時代史料を精選し、これに解説を付した史料集。

最新の研究成果を反映した必携書！



[目次]

序論　　（エイミー・ジル・レヴァイン）

第一章　　イエス研究ならびに福音書研究への考古学的貢献　　（ジョナサン・リード）

第二章　　ヨセフス──洗礼者ヨハネとその他解放のユダヤ人預言者に関して　　（クレイグ・エヴァンス）

第三章　　アッバーと父──イエスと福音書ほ背景における帝国の神学論　　（メアリー・ローズ・ダンジェロ）

第四章　　古代地中海世界における奇跡的な受胎と誕生　　（チャールズ・タルバート）

第五章　　「第一エノク書」および「第二エノク書」──圧迫に対する叫びと解放の約束　　（ジョージ・ニッケルスバーグ）

第六章　　イエスと死海写本　　（ピーター・フリント）

第七章　　クレイアー　　（デイヴィッド・ガウラー）

第八章　　ガリラヤ人のカリスマ的およびラビ的敬虔──タルムード文献における聖人　　（アラン・アヴェリー・ペック）

第九章　　奇跡物語──アスクレーピオス神、ピュータゴラース派哲学者たち、そしてローマの支配者たち　　（ウェンディ・コッター）

第一〇章　　ミトラ典礼文　　（マーヴィン・メイヤー）

第一一章　　マダウロスのアープレーイユス　　（イアン・ヘンダーソン）

第一二章　　ヘブル語聖書とラビ文献におけるたとえ話　　（ゲーリー・ポートン）

第一三章　　イソップ伝承　　（ローレンス・ウィルズ）

第一四章　　タルグームとイエス、および福音書　　（ブルース・チルトン）

第一五章　　「ソロモンの詩篇」　　（ジョセフ・トラフトン）

第一六章　　道徳上および儀式上のきよめ　　（ジョナサン・クラワンズ）

第一七章　　福音書とタルムード　　（ハーバート・バッサー）

第一八章　　アレクサンドリアのフィロン　　（グレゴリー・スターリング）

第一九章　　キリストの時代におけるローマ人の離婚に関する法律　　（トーマス・マックギン）

第二〇章　　古代世界における結社　　（ジョン・クロッペンボーグ）

第二一章　　あぶら注ぎの伝統　　（テレサ・ホーンズビー）

第二二章　　過越祭のハッガーダー　　（カルム・カーマイケル）

第二三章　　「ヨセフとアセネテ」──アイデンティティの指標としての食べ物　　（ランダル・チェスナット）

第二四章　　プリーニウス──トラーヤーヌス往復書簡　　（ブラッドリー・ペパー、マーク・デルコグリアーノ）

第二五章　　福音書におけるギリシア叙事詩の模倣　　（デニス・マクドナルド）

第二六章　　高貴な死の物語　　（ロバート・ドーラン）

第二七章　　イザヤ書五三1-12[セプテュアギンタ（＝LXX）]　　（ベン・ウィザーリングトン三世）

第二八章　　十字架の処刑に関するタッロス　　（デール・アリソン二世）

A.J.レヴァイン　D.C.アリソンJr.　J.D.クロッサン／編

出版：教文館