ニューセンチュリー聖書注解 コリントの信徒への手紙一、二
国際都市コリントのただ中にある信徒が教会の内外で直面する種々の問題に、心からの指導を与えるパウロ。現代聖書学の成果と、当時のコリントを取り巻く社会背景を踏まえつつ、使徒パウロの宣教の真意を読み解いていく。幅広い解釈と詳細なテキスト研究に定評があるシリーズ。
【著者紹介】Frederick Fyvie Bruce（フレデリック・ファイヴィー・ブルース）
イギリスの福音主義の新約学者。1910年スコットランドのエルギン生まれ。アバディーン大学、ケンブリッジ大学、ウィーン大学で古典学を専攻。1935-38年エディンバラ大学のギリシア語講師を務める。1947-59年リーズ大学のギリシア語講師を務める。1947年シェフィールド大学の聖書史、聖書文学の教授に就任。1959年マンチェスター大学の教授就任。考古学誌、神学誌、聖書注解の編集に携わった。教派はプリマス・ブレザレン派。同派内においては比較的保守的なエクスクルーシブブレザレンにも、比較的寛容なオープンブレザレンにもその学識と霊性の深さから認められている。その一方、同派内で主流のディスペンセーション主義神学については一貫して容認しなかった。1990年死去。
【訳者紹介】伊藤明生（いとう・あきお）
1958年東京都生まれ。1982年東京大学文学部西洋古典学科卒業。1985年東京基督神学校卒業。1989年ウィクリフ・ホール（オックスフォード）にて哲学博士号取得（新約学）。1989年東京基督神学校講師、1990年東京基督教大学助手、講師、助教授を経て、2002年より教授｡2002–06年まで学部長。現在、東京基督教大学神学科長。新改訳聖書常任編集委員、Society of Biblical Literature、日本新約学会会員。
出版：日本キリスト教団出版
ニューセンチュリー聖書注解 コリントの信徒への手紙一、二
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