逆風に抗して ドロテー・ゼレ回想録

  • 逆風に抗して ドロテー・ゼレ回想録
不屈の女性神学者!

神学に核心的な視点をもたらし続け、常に斯界を震撼させてきたドロテー・ゼレ(1929-2003)。戦時下の幼い日々から多感な少女時代、ゴーガルテンやブルトマンと出会った神学修行時代、そして子どもを抱えながらの離婚と再婚、解放の神学やフェミニスト神学との出会い、「政治的な夜の祈り」、反戦・反核運動、反アパルトヘイト運動などの実践活動への関与、ユニオン神学校での教員生活など、波乱に富んだ自らの人生行路を赤裸々に綴る。

逆風に負けない不屈の精神と知性、そして美的なものに開かれた感性が随所にきらめく稀有な人格を、生き生きと伝える自伝の傑作。

ドロテー・ゼレ(Dorothee Sölle)

1929年、ケルンで生まれる。最初、哲学と古代言語を学び、後に専攻をプロテスタント神学とドイツ文学に変更。教員生活を経て、1960年から神学的な著作家として活動。『苦しみ』(新教出版社、1975年)、『内面への旅』(新教出版社、1983年)、『軍拡は戦争がなくても人を殺す』(YMCA同盟出版部、1985年)、『キリスト教倫理の未来』(新教出版社、1987年)、『働くこと愛すること』(日本基督教団出版局、1988年)、『幻なき民は滅ぶ』(新教出版社、1990年)、『神を考える』(新教出版社、1996年)などの邦訳がある。


著者:ドロテー・ゼレ
訳者:三鼓 秋子
出版:新教出版

2020年4月

逆風に抗して ドロテー・ゼレ回想録

3,190円(本体2,900円、税290円)

購入数

カテゴリーで選ぶ

モバイルショップ