『新約聖書』の誕生 (講談社学術文庫)

  • 『新約聖書』の誕生 (講談社学術文庫)
イエスが死して三百年、ようやく『新約聖書』は成った。その間、ユダヤ人社会になにがあったのか。
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの相矛盾する四福音書が存在する理由は?あきらかに「後発」で「特殊」な文書集が他を圧する権威となりえたのはなぜか?教団主流派が「異端」活動の果実を巧みに取り入れ、聖なる「テキスト共同体」を創り出すまで。

著者:加藤 隆(かとう たかし)

1957年神奈川県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。ストラスブール大学プロテスタント神学専攻(博士課程)修了。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学比較文学比較文化博士課程満期退学。神学博士。現在、千葉大学文学部教授。日本の聖書学者、千葉大学教授。1998年中村元賞受賞。神学のほか比較文明論もおこなう。

著書に『新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか』(大修館書店)、『福音書=四つの物語』(講談社選書メチエ)、『一神教の誕生─ユダヤ教からキリスト教へ』『武器としての社会類型論─世界を五つのタイプで見る』(ともに講談社現代新書)、『「新約聖書」の「たとえ」を解く』『歴史の中の「新約聖書」』(ともにちくま新書)、『旧約聖書の誕生』(ちくま学芸文庫)、『「新約聖書」とその時代』(日本放送出版協会)などがある。

出版:講談社

『新約聖書』の誕生 (講談社学術文庫)

1,243円(本体1,130円、税113円)

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