聖母の美:諸教会におけるマリア神学とその芸術的展開
内容紹介
聖母は何故、美しいのか──。キリスト教はその歴史の中で、聖母マリアを主題とした数多くの芸術作品を生み出してきた。時代や地域、教派によって多様なそれらの作品の根幹には、マリア神学(Mariology)がある。聖母マリアとは何者なのか、なぜ崇敬され、どのように表象されてきたのか。聖母芸術を神学思想とともに辿り、普遍的に継承される聖母の美の本質に迫る。
【2019年西南学院大学博物館特別展II図録聖母の美─諸教会におけるマリア神学とその芸術的展開─】

目次 ご挨拶[ 西南学院大学博物館館長 宮崎克則]
●第1章 ORA PRO NOBIS SANCTA DEI GENITRIX 神の聖母よ,われらのために祈りたまえ
【コラム】境界線上のマリア[西南学院大学大学院国際文化研究科研究生 坂本 環]
●第2章 近代における聖母崇敬の継承と発展
第1節 プロテスタントにおける聖母崇敬
【コラム】ルター神学と聖母[日本学術振興会特別研究員DC 渡邉蘭子]
第2節 カトリックにおける聖母崇敬
【コラム】無原罪の御宿りをめぐる神学と芸術[西南学院大学博物館学芸研究員 山尾彩香]
●第3章 非西欧圏における聖母崇敬
第1節 正教会におけるイコンと聖母
第2節 フィリピンの聖母
第3節 メキシコの聖母
第4節 キリシタンと聖母
【コラム】潜伏キリシタンと聖母像[西南学院大学博物館学芸研究員 宮川由衣]
●第4章 現代の聖母芸術 A・カルペンティールの聖母
【コラム】A・カルペンティールの信仰と芸術[西南学院大学博物館学芸員 下園知弥]
出品目録/主要参考文献
●論 文
【論考】
聖母は何故,美しいのか? 「聖母の美」展の結びに代えて[西南学院大学博物館学芸員 下園知弥]
19世紀イギリスにおけるマリア表象 グランドマナーとラファエル前派兄弟団[佐賀大学美術館学芸員 出口智佳子]
【特別寄稿】
聖母神学の根本問題 キリスト信仰と聖母崇敬[九州大学名誉教授 稲垣良典]

著者について
下園知弥(しもぞのともや):1987年生まれ。西南学院大学神学部神学科,同大学大学院国際文化研究科国際文化専攻を経て,京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻西洋哲学史専修(中世)修士課程修了。現在,西南学院大学博物館教員(助教・学芸員)。専門はキリスト教思想・美術。
主な研究論文に「中世後期における聖人崇敬─時禱書における執り成しの祈りとその神学的解釈について─」(『西南学院大学博物館研究紀要』第6号,2018年),「中世を継承した宗教改革─聖書史の考察に即して─」(西南学院大学博物館展覧会図録『宗教改革と印刷革命』所収,2019年)などがある。

宮崎克則(みやざきかつのり):1959年、佐賀県唐津生まれ。九州大学九州文化史研究所助手・九州大学総合研究博物館助教授を経て、現在、西南学院大学国際文化学部教授。文学博士。西南学院大学博物館館長。
【主著】『大名権力と走り者の研究』(校倉書房、1995年)、『逃げる百姓、追う大名』(中公新書、2002年)、『古地図の中の福岡・博多─1800年頃の町並み』(編著、海鳥社、2005年)、『ケンペルやシーボルトたちが見た九州、そしてニッポン』(編著、海鳥社、2009年)、『九州の一揆・打ちこわし』(海鳥社、2009年)、『シーボルト年表─生涯とその業績』(共著、八坂書房、2014年)、『シーボルト蒐集和書目録』(共編、八木書店、2015年)、『鯨取りの社会史─シーボルトや江戸の学者たちが見た日本捕鯨』(共著、花乱社、2016年)

単行本(ソフトカバー): 80ページ
出版社: 花乱社 (2019/11/1)
言語: 日本語
編集:下園 知弥
発売日: 2019/11/1
商品パッケージの寸法: 18.8 x 0.8 x 25.7 cm
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