明治日本とキリスト教 蒔かれた種(西南学院大学博物館研究叢書)

  • 明治日本とキリスト教 蒔かれた種(西南学院大学博物館研究叢書)
長い禁教の時代を経て、宣教師たちが再び日本の地を踏む─。黒船来航によって西洋近代と対峙し、急速に近代化が進められていくなかでキリスト教は伝播した。
安政五カ国条約では来日する外国人の信教の自由が認められたが、日本人に対しては依然として禁制が続き、長崎浦上ではキリシタンが検挙される事件も起こる。その一方で、宣教師と出会い聖書の教えに胸を打たれ、密かに洗礼を受けた者もいた。彼らはのちに伝道者や教育者として、日本の近代キリスト教の礎を築き、明治日本に蒔かれた種は、教育、文化、そして社会福祉といった様々な分野で豊かに実を結んでいく。
本図録では、宣教師によって蒔かれた種が芽生え、花咲き、そして実っていく様子を資料とともに辿り、宣教師たちの活動や新島襄、津田梅子、西南学院の礎を築いた波多野培根などコラム・論文で紹介する。
キリスト教との出会いという視点から、あらためて日本の近代化を問う。

宮川由衣:編
宮崎克則:監修

出版:西南学院大学

2019年7月15日

明治日本とキリスト教 蒔かれた種(西南学院大学博物館研究叢書)

1,100円(本体1,000円、税100円)

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