正常なキリスト者の生活(キリスト者の標準)

  • 正常なキリスト者の生活(キリスト者の標準)
第一章 キリストの血
第二章 キリストの十字架
第三章 前進する道―知ること
第四章 前進する道―認めること
第五章 十字架の区分
第六章 前進する道―自分自身を神にささげること
第七章 永遠の目的
第八章 聖霊
第九章 ローマ人への手紙第七章の意義と価値
第十章 前進する道―霊にしたがって歩くこと
第十一章 キリストにある一つのからだ
第十二章 十字架と魂の命
第十三章 前進する道―十字架を負うこと
第十四章 福音の目的 第三版への序言  

ウオッチマン・ニーの務めは、英文においては、彼が語ったメッセージのビラや雑誌の記事などの写しでしか知られていませんでしたが、一九五七年に「正常なキリスト者の生活」がボンベイで初めて出版されるやいなや、広く一般に受け入れられるようになりました。本書は、このような資料や個人的なノートを集めて、著者が不在の時に編集されたものであり、ニー氏が一九三八年から一九三九年までヨーロッパを訪問した期間中とその直後に語ったメッセージの記録に基づいています。  一九二〇年、彼はまだ大学生であったころ、中国人の伝道者が彼の故郷である福州を訪れた時に、主イエス・キリストを救い主として見いだし、それ以来、倪柝聲(ニー・トーシェン)は自分自身を無条件に神にささげ、自分の国民の間で働きを行ないました。何年にもわたって彼は、賜物ある福音伝道者として、また御言葉の斬新な解説者として、中国で広く知られるようになり、彼の務めは個人に対して、また霊的な強さを持つクリスチャンたちの多くのグループに対して、著しい実を結びました。本書は、彼が制限を受けることなく主に奉仕することができた初期の年月の終わりまでにおける、クリスチャン生活に対する彼の個人的な理解を述べています。  その後の二十年間、中国における神の教会は、何度となく繰り返して起こる最も過酷な試みを経ました。そして著者は、彼と一つになって働き証しする者たちと共に、今に至るまでも彼の経験すべてを分かち合っています。ですから、彼の務めが今日、新鮮さと力をもってわたしたちにまで届くことも、驚くには及ばないことなのかもしれません。多くの人がすでに、キリストの偉大さとキリストが十字架上で終えられた働きとを新しく見いだして、本書によって生活における造り変えがもたらされたことを証ししています。  新版の要望があったために、本文をさらに注意深く改訂することが可能となりました。読者の方には再度思い起こしていただきたいのですが、本書は語られたメッセージを編纂したものであり、その外観にかかわらず、キリスト教の教理の組織的な論文ではありません。本書には、知性を活用するものとして近づくのではなく、心に対するメッセージとして近づくべきです。このようにして読むのであれば、本書は、奮い立たせる力をもって、神ご自身の霊からのように語りかけてくるであろうと、わたしは信じています。                           

アングス・キンニア 一九六一年 ロンドンにて

著者:ウオッチマン・ニー
出版:JGW日本福音書房

正常なキリスト者の生活(キリスト者の標準)

2,640円(本体2,400円、税240円)

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