小さな幸せをひとつひとつ数える

  • 小さな幸せをひとつひとつ数える
「人生は大変なことが多いけれど、すてきなこともたくさんある」

40年近く絵本の編集に携わり、皇后美智子様、安野光雅、谷川俊太郎、M.B.ゴフスタインなど、国内外の名作を手掛けてきた著者。
彫刻家である父・舟越保武との暮らし、愛する夫の急死、息子の事故、再婚した夫の病、そして東日本大震災の被災。波乱に満ちた人生の中で、常に絵本が傍らにあり、生きることの希望を与え続けてくれたという。
「絵本と付き合うことによって、私は、子どもたちの人生を『こうでなければならない』と決める必要はないということを肝に銘じて知りました。もちろん大変なこともたくさんありましたが、それは自分についても言えるのでした。」(「はじめに」より)

絵本が教えてくれる大切なこと、絵本づくりに関わる人々が作品にこめた想い、絵本を贈り・贈られることで生まれる喜びなど、大好きな32の絵本とともに綴る幸福論。

〈もくじより〉
Part1
人は人を思いやる
人生の最後に残す最高の贈り物
だれもが誇りをもって生きている
「わたし」と「あなた」と
他の人と違っていていい
ファンタジーは身近にある
空はものすごく大きな絵本
冬は厳しいけれど一時のこと
季節の移り変わりに恩恵を受けとる
すべてのものに訪れる希望
別れの悲しみの向こうに
Part2
おとなを自由にする子ども時代
小さな子どもの喜びと悲しみ
おとなだって安心して眠りたい
幸せって、こういうものか
本当のりこうさとは
家族と一緒に春を待つ喜び
もしも世界に本がなかったら
好きなことを仕事にする
役割を終えたものたちへ
人と機械が築く信頼
猫がのびのびと生きられる世界
Part3
一人の少女の声が世界中に届くまで
子どもと本の出合いの場を作った人
悲しいときに寄り添ってくれる存在
人生には静けさが必要
決してこわしてはいけないもの
良心をはかるものさしを持てたら
クリスマスの夜に見守られて
そばにいたい人はだれですか
真っすぐに愛を語る
一生懸命作られたものに思いは宿る

著者:末盛千枝子
出版:PHP研究所

発売:2018年8月31日

小さな幸せをひとつひとつ数える

1,540円(本体1,400円、税140円)

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