日本聖書協会「宗教改革500年記念ウィーク」講演集

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宗教改革500年にあたる2017年は、ローマ・カトリック教会とルーテル教会が初めて共に宗教改革を記念した年となった。日本では、日本カトリック司教協議会と日本福音ルーテル教会が11月に長崎のカトリック浦上教会でシンポジウムと共同礼拝を行った。その2ヶ月前、カトリック教会においてもルーテル教会においても共通で用いられている『聖書 新共同訳』を発刊して30年目を迎えた日本聖書協会は、同じ2017年の9月、現代世界のルター研究の第一人者であるハンス=マルティン・バルト氏をドイツからお迎えし、同氏の研究を紹介する機会を得た。一般のホールとキリスト教主義大学とで合わせて600名あまりの聴衆が参加した2度の講演では、ルターと宗教改革が現代人にとって持つ意味が分かりやすく示された。一方、日本の代表的ルター研究家である江口再起氏は、バルト氏による1度目の講演のあった日の夜、「キリストにあって一つ」をテーマに諸教派の関係者150名が参加したエキュメニカル晩餐会において、神からの恵みの贈与を受けた人が隣人に愛の贈与をして「共生」する希望を語った。これら3度の講演を文字によって再現したのが小書である。キリスト教のあらゆる教派共通の「信仰の原点」とそこに立って生きる意義を学ぶことができるだろう。

出版:日本聖書協会

2017年1月1日

日本聖書協会「宗教改革500年記念ウィーク」講演集

550円(本体500円、税50円)

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