煉獄と地獄 ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観

  • 煉獄と地獄 ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観
煉獄と地獄の図絵、99点収録。聖職者・知識階級ではなく、中世ヨーロッパの一般大衆は死と死後の世界をどのようにイメージしていたのだろうか。

13~16世紀、黒死病(ペスト)の惨劇をくぐった中世は、死後世界をめぐってさまざまな表象と物語を生み、やがては煉獄の誕生をみる。往生術、死後世界探訪譚、死の舞踏という死の文学のモチーフにおいて煉獄が果たした役割とは何だったのか。

説教、教化文学、壁画、ステンドグラス、時祷書、装飾写本などを図像とともに広く渉猟し、人々の心性に浸透してその死生観の根となった要素を掘り起こす。

著者:松田隆美
出版:ぷねうま舎

2017年10月27日

煉獄と地獄 ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観

3,520円(本体3,200円、税320円)

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